デンマーク女性集団レイプ事件、容疑者2人を拘束 インド首都
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【1月16日 AFP】インドの首都ニューデリー(New Delhi)で、道に迷ったデンマーク人の女性観光客(51)が集団レイプの被害に遭った事件で、地元警察は15日、ホームレスの男2人を拘束したと発表した。
被害女性は14日夜、市内の美術館を訪れた後で道に迷い、バックパッカーが集まるパハルガンジ(Paharganj)地区の宿泊先のホテルへの道を尋ねようと容疑者らに接近したとされる。
警察によると、被害者は最高6人の「若者」にニューデリー駅近くの庭園内の人けのない場所に連れていかれ、ナイフを突き付けられて所持品を取られた上でレイプされたという。
警察は15日夜、「デンマーク国籍の女性のレイプ事件に関連して、容疑者2人が拘束された」との声明を発表。2人はニューデリー駅で寝泊りしているホームレスで、1人はニューデリーから近い北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州から移り住んだ25歳の男としている。容疑者たちは、音楽プレーヤーのiPod(アイポッド)や眼鏡ケースといった被害者の所持品を持っていた。
インドでは、外国人が被害者となる性的暴行事件が相次いでおり、都心の観光客に人気の地域で起きた今回の事件は、人口が世界第2位のインドでの女性の安全について、改めて疑問を投げかけている。(c)AFP/Bhuvan BAGGA