【1月15日 AFP】五輪で2つの金メダルを獲得している陸上男子長距離のモハメド・ファラー(Mohammed Farah、英国)が14日、自身が初めてフルマラソンに挑むことになった第34回ロンドン・マラソン(34th London Marathon)について、厳しい戦いになるだろうと語った。

 ファラーは2012年のロンドン五輪、前年の第14回世界陸上モスクワ大会(14th IAAF World Championships in Athletics Moscow)の双方で、男子5000メートルと1万メートルの2冠を達成し、現在はマラソンに照準を合わせている。

 前年のロンドン・マラソンではハーフの距離を走ったファラーは、今年はフルマラソンを走ることを目指しており、その場合はマラソン界の有力選手たちと競い合うことになる。

 4月13日に行われる大会には、世界記録保持者のウィルソン・キプサング(Wilson Kipsang、ケニア)、五輪と世界選手権を制したスティーブン・キプロティチ(Stephen Kiprotich、ウガンダ)、前回大会優勝のツェガエ・ケベデ(Tsegaye Kebede、エチオピア)、大会記録保持者のエマヌエル・ムタイ(Emmanuel Kipchirchir Mutai、ケニア)らが出場を予定している。

 顔ぶれの豪華さから、ファラーはレースが厳しいものになると考えている。

「ロンドン・マラソンのエリート部門は、いつだって世界最高のランナーたちを引きつけるし、それは今年も例外じゃない。僕にとってこれまででもっともタフなレースのひとつになるだろうし、貴重な経験を積むことができるだろう」とファラーはコメントした。

 ファラーは今大会で、21年前のイーモン・マーティン(Eamonn Martin)氏以来となる、英国人選手のロンドン・マラソン優勝を目指している。(c)AFP