【1月14日 AFP】米大リーグ、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)が13日、出場停止処分の取り消しを求め、米大リーグ機構(MLB)と選手会を提訴した。

 米ニューヨーク(New York)州マンハッタン(Manhattan)の連邦地裁に提出された42ページの訴状でロドリゲスは、211試合の出場停止から今季の162試合およびプレーオフでの出場停止へと短縮された処分を下した調停人のフレデリック・ホロウィッツ(Fredric Horowitz)氏の裁定は、不公平なものだと主張している。

 また、ロドリゲスは、「MLBが犯した非倫理的な調査行為」や選手会が調停の際に適正に代理を務めず、支援を行わなかったことにより傷つけられたと主張している。

 ロドリゲスに対する2014年全シーズンの出場停止処分は、大リーグ史上最長。米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)のクリニック「バイオジェネシス(Biogenesis)」から禁止薬物の提供を受けたとされる12人の選手への処分よりも長期の処分になったことについて、MLBは、ロドリゲスが禁止薬物使用の調査を妨害しようとしたためと理由を述べている。(c)AFP