【1月13日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は12日、イスラム教預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)生誕の祭礼で首都ダマスカス(Damascus)のモスクを訪れ、祈りを捧げた。国営テレビが報じた。

 シリア内戦が勃発した2011年3月以降、あまり公に姿を見せていないアサド大統領だが、この日は、イスラム教スンニ派最高権威の法学者アフマド・バドレディン・ハッサン(Ahmad Badreddine Hassun)氏とワイル・ハラキー(Wael al-Halqi)首相とともに首都北西部のハマド・モスク(Al-Hamad mosque)を訪れた。

 アサド大統領が最後に姿を見せたのは、昨年10月15日のイスラム教の祭日「犠牲祭(イード・アル・アドハ、Eid al-Adha)」の時。今回の訪問は、34か月に及ぶ内戦終結に向けて、欧米諸国が分裂する反政府側への圧力を新たに強め始めた矢先の出来事となった。(c)AFP