米核ミサイル担当将校2人、違法薬物所持の疑いで取り調べ
発信地:ワシントンD.C./その他
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【1月10日 AFP】核ミサイル発射を担当する米空軍(US Air Force)の将校2人が違法薬物所持の疑いで取り調べを受けていることが9日、複数の米国防当局者の話で明らかになった。
米国防総省のアン・ステファネク(Ann Stefanek)報道官がAFPに語ったところによると、米モンタナ(Montana)州のマルムストローム空軍基地(Malmstrom Air Force Base)に配属されている将校2人が、違法薬物所持の疑いで空軍特別捜査室(Office of Special Investigations)の取り調べを受けているという。
米軍はこの件について詳細を明らかにしていないが、このニュースに先立ち、チャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)米国防長官はモンタナ州に隣接するワイオミング(Wyoming)州にある大陸間弾道ミサイル(ICBM)基地に異例の訪問を行い、「諸君の任務は間違いが許されないものだ」などと述べて激励していた。
ヘーゲル長官は8日にもニューメキシコ(New Mexico)州のカートランド空軍基地(Kirkland Air Force Base)を訪れ、「孤独な任務」に就いているミサイル担当者らは「自分たちが正しく評価されていないと何度も感じている」と述べ、ミサイル担当者の士気に懸念を示していた。