【1月10日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)の若者たちを題材にしたお笑い動画を制作して米動画サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿したことで9か月にわたってドバイで拘束されていた米国籍の男性が9日、米国に帰国して心境を語った。

 米ミネソタ(Minnesota)州のミネアポリス・セントポール国際空港(Minneapolis-St Paul International Airport)空港に到着したシェザン・カシム(Shezanne Cassim)さん(29)は、その場で即席の記者会見に臨んだ。

「私が法律に違反したという誤解があるが、私は何も悪いことをしていない。UAEの法律の下でもあの動画に違法な点は全くない」とカシムさんは語った。「私は典型的なカンガルー裁判(不当な裁判という意味)にかけられた。証拠もないのに有罪にされた。だから私にとってあの判決は無意味だ」

 カシムさんは昨年4月に逮捕され、最近施行されて論争を呼んでいるサイバー犯罪法に基づき12月に1万ディルハム(約28万円)の罰金と禁錮1年の有罪判決を言い渡された。