【1月10日 AFP】南米アルゼンチン・ブエノスアイレス州(Buenos Aires)の海沿いの街ビジャヘセル(Villa Gesell)で9日、落雷があり、観光客3人が死亡、22人が負傷した。負傷者には子ども6人が含まれ、うち2人の女性が重傷で入院している。

 地元当局によると、嵐がビジャヘセルに到達した時には、ほとんどの人が海辺から避難していた。亡くなった若者3人をはじめ、負傷した人々は日よけのある場所を探していたところ、雷が落ちたという。複数の負傷者は、手当てを受けるためににデッキチェアで運ばれた。

 目撃者のひとりは、雷が落ちた瞬間「火の玉」が見え、「ものすごい音」がしたと証言している。

 海辺近くのスパで働いている男性は、地元のテレビ局に対して、人々が3~4メートルほど吹き飛ばされた様子や、四輪駆動車を運転している男性が焼死したのを目撃したと話した。

 多くの負傷者はやけどの治療を受けるため病院へ搬送された。

 ビジャヘセルは大西洋に面しており、同国首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)から約400キロ離れたところに位置している。(c)AFP