英紙ガーディアン、「中国でサイト閲覧遮断」と発表
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【1月9日 AFP】英紙ガーディアン(Guardian)は8日、中国で同紙のウェブサイトの閲覧が一部遮断されていると発表した。
サイト遮断は7日から始まったが、携帯電話やタブレット端末「iPad(アイパッド)」のアプリを使用して閲覧することは可能だという。同紙広報は、サイトへのアクセスが阻止された理由は不明だと話している。
中国政府は日常的にネット上のコンテンツを検閲し、繊細な内容を含むとみなすコンテンツを削除している。しかし、ウェブサイト自体へのアクセスの阻止は、それほど頻繁には行われていない。過去には、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)、ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal、WSJ)、ブルームバーグ(Bloomberg)、ロイター(Reuters)といったメディア企業が、自社のサイトが中国で遮断されたと主張している。
同紙はサイト上で、「ここ2日間に掲載した中国関連の記事のうち、同国指導部が危険な内容だと受け取るようなものは1つもない」と言明。一方で、今月6日、中国北西部・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)における少数民族と当局との間の緊張についての記事を掲載したことを認めたが、過去にこの問題を取り上げた際には「目立った影響はなかった」と述べている。(c)AFP