【1月9日 AFP】米マイクロブログ大手ツイッターの共同創業者ビズ・ストーン(Biz Stone)氏は7日、ソーシャルネットワークを利用して、ユーザーが今目の前で起きていることを伝える多機能携帯電話(スマートフォン)向けの新アプリ「Jelly(ジェリー)」を発表した。

 ジェリーは、ユーザーが現在いる場所や自分の周囲で起きていることについてもっと良く知りたくなった時に、その場でフェイスブック(Facebook)やツイッターといったソーシャルネットワーク上の友達や、友達の友達に聞くことを可能にするアプリ。米アップル(Apple)の携帯端末や、米グーグル(Google)のモバイル向け基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」搭載の携帯端末に無料でダウンロード可能だ。

 利用方法についてストーン氏は、目の前のものが何かを知りたくなったときに「ジェリーを立ち上げて写真を撮影し、タッチ操作で丸を付け、『これ何か分かる?』とコメントを入れれば」、同じアプリを使用している友人に送られ、答えが得られたときにはポップアップで通知されると説明している。

 Q&Aサイトの「クオーラ(Quora)」やソーシャルニュースサイト「レディット(Reddit)」のオンラインフォーラムでは、利用者が広範囲の問題や話題を掘り下げる傾向にあるが、「ジェリー」は今一度、日々の生活の中のリアルな一瞬に焦点を当てて他サービスとの差別化を試みている。(c)AFP