【1月8日 AFP】チリで建設中の同国初の跳ね橋で、可動部分の橋桁の向きが上下逆に取り付けられていたことが発覚し、オープンが延期される見通しとなった。当局が7日、発表した。

 3000万ドル(約30億円)を投じた跳ね橋プロジェクトは、カウカウ川(Cau Cau River)をまたいでバルディビア(Valdivia)とテハ(Teja)島をつなぐランドマークとして、今月中に開通する予定だった。

 だが今や、プロジェクトは地元のソーシャルメディア上で物笑いの種となっている。建設作業員たちがどうして橋桁の上下を間違えるような明らかなミスを犯したのか、人々は驚いている。

 対応に追われた同国のセバスティアン・ピニェラ(Sebastian Pinera)大統領は「修正可能だ。ミスをした会社に直させる」と語り、橋の建設を請け負っていたスペインの建設会社アスビ(Azvi)に責任を丸投げした。

 アスビ側はまだコメントを出しておらず、橋の新たなオープン予定日も今のところ発表されていない。(c)AFP