家中を監視するロボット「Mother」、CESで公開
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【1月7日 AFP】ロシアのマトリョーシカ(入れ子人形)に似た小型の電子機器が、あなたの「お母さん」になりたがっている──ワイアレス接続機能を持つこの電子機器は、家庭にあるどんな物も「スマート」に変身させることができるという。
例えば、玄関前での不審な行動の感知や植物の水やりの管理、さらには薬を飲み忘れたり歯磨きを忘れたりしないよう家族みんなに教えてくれるといった感じだ。
商品を開発したのは、仏ベンチャー企業「Sen.se」。商品名は、「マザー(Mother)」と覚えやすい。
米ラスベガス(Las Vegas)で7日から開催の世界最大級の家電見本市「国際コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(International Consumer Electronics Show、CES)」のプレイベントに参加した同社の創設者は、「どんな日用品も接続機器に変身させることができる、とても簡単なシステムです」と話す。
このシステムでは「モーション・クッキー」と呼ばれるセンサーが、動き、温度、行動パターンなどを感知するという。ユーザーは、この小さなクッキーを監視したい物に取り付けるだけだ。
高さ16センチほどの「マザー」はホームネットワークに接続可能で、最大で24個の対象物を監視できる。
同社は、クッキー4個とセットで今年中の販売を目指している。(c)AFP