【1月7日 AFP】仮想通貨「ビットコイン(Bitcoin)」の取引価格が6日、1単位当たり1000ドル台に回復した。これに先立ち、米ソーシャルゲーム大手ジンガ(Zynga)は、ゲーム利用料のビットコイン決済の試験導入を開始していた。

 仮想通貨のオンライン取引所「マウント・ゴックス(Mt Gox)」によると、3、4日に900ドル(約9万4000円)台だった1単位当たりのビットコイン価格は、1093ドル(約11万4000円)に上昇した。

 ジンガは米ソーシャルニュースサイト「レディット(Reddit)」で先週末、同社が運営する「ファームヴィル2(FarmVille 2)」、「シティヴィル(CityVille)」、「Hidden Shadows」などオンラインゲーム7種の利用料について、ビットコイン決済サービス「ビットペイ(BitPay)」を通じた支払い受け付けを開始したと発表しており、これがビットコイン価格をつり上げたとみられる。

 昨年12月初めには1200ドル(約12万5000円)超の値をつけていたビットコインだが、同月末に中国人民銀行がビットコインの使用制限を発表。インド準備銀行(中央銀行)もビットコインの利用リスクを警告し、以来700ドル(約7万3000円)前後まで下落していた。(c)AFP