【1月6日 AFP】東京・築地市場で5日、新春恒例の初競りが開かれ、重さ230キロのクロマグロ1匹に736万円の最高値が付いた。落札したのは昨年に引き続き、すしチェーン「すしざんまい(Sushi-Zanmai)」を展開する「喜代村」。ただ、落札価格は史上最高値だった昨年の1億5540万円から大きく下げ、5年ぶりに1000万円を下回った。

 安値の背景には、青森・大間産のクロマグロが昨年より多く入荷したことに加え、ここ数年「すしざんまい」と競り合ってきた香港資本のすし店「板前寿司(Itamae-Sushi)」が価格高騰への懸念から高値競争参加を敬遠したことがある。(c)AFP