【1月6日 AFP】中国北西部・寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)のモスク(イスラム礼拝所)で5日、記念行事のために集まっていた大勢の人々が将棋倒しになる事故があり、14人が死亡、10人が負傷した。中国国営メディアが6日、伝えた。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、事故は西安(Xian)から北西約320キロの位置にある寧夏回族自治区西吉(Xiji)のモスクで5日午後1時(日本時間午後2時)ごろ、宗教指導者の命日を記念する行事でイスラム教伝統の食べ物が配られていた時に起きた。けが人は病院に搬送され、4人が重体だという。当局は現在、事故の原因を調べている。

 寧夏回族自治区では中国語を話す少数民族の回(Hui)族が多数を占め、そのほとんどがイスラム教徒だが、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のウイグル族とは異なる。(c)AFP