【1月5日 AFP】元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏のマネジャーは4日、シューマッハ氏の容体は「危険な状態ではあるものの、安定している」と発表した。

 一方、事故調査を行っているフランス当局は、シューマッハ氏が事故当時に着けていたヘルメットに搭載されたカメラから、原因究明の糸口が得られることを望んでいる。

 シューマッハ氏が頭部を岩にぶつけた際、ヘルメットが真っ二つに割れたため、カメラがその場面を撮影していたかどうかは不透明で、まだ明らかにされていない。

 しかし、事故調査を行っている当局は、事故を目撃したと証言するドイツ人が撮影した映像を手がかりにするかもしれない。独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)によると、その目撃者はシューマッハ氏が事故に遭った場面を偶然撮影したとしている。

 同誌は目撃者の証言をもとに、ゆっくりとしたペースで、そして最高時速20キロで斜面を滑るシューマッハ氏の様子が確認されたと伝えている。