【1月5日 AFP】インドネシア・スマトラ(Sumatra)島のシナブン山(Mount Sinabung)が4日、30回にわたって噴火を繰り返した。

 国家防災庁(National Disaster Mitigation Agency)の報道官によると、住民に避難が呼び掛けられたシナブン山の周辺地域に溶岩が流れ込み、噴煙は上空4000メートルに達したという。

 同報道官は「高温の溶岩が約60回にわたって流れ出して火口の南東5キロにまで達した。今回の溶岩流出は最近の噴火の中では最も大規模だった」という。

 当局はすでに半径5キロ圏内の住民に避難を呼び掛けているが、同報道官によると避難地域拡大を検討する可能性もある。噴火が始まった昨年9月以降、避難した人の数は2万331人に上っている。(c)AFP