インドのシン首相、総選挙後の退任を表明
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【1月3日 AFP】インドのマンモハン・シン(Manmohan Singh)首相(81)は3日の記者会見で、5月の総選挙後に首相の座を退くと表明した。与党の国民会議派(Congress)が勝利した場合も自身は続投せず、ガンジー家の次世代が首相を引き継ぐのがふさわしいとの見解を示した。
シン首相は記者会見で、「数か月後に迫った総選挙の後は、首相のバトンを新しい首相に引き渡す」と語った。9年間の在任中、シン首相が記者会見を開くことはまれだ。
シン首相はこれまでも、独立からインド政界を率いてきた名門ガンジー家の御曹司、ラフル・ガンジー(Rahul Gandhi)氏を後継に推す意志を強くにおわせてきた。
シン首相は国民会議派の首相候補はおって党から発表するとしており、評論家らは17日に発表があるのではとみている。
世論調査によれば、5月の総選挙を前に与党・国民会議派への支持は伸び悩んでおり、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)氏率いる野党・インド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)が躍進している。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT