【1月1日 AFP】(記事更新)フランス・アルプス(French Alps)でスキー中に事故に遭った後、昏睡状態が続いていたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の容体が変わらないことを、同氏のマネジャーがコメントした。

 シューマッハ氏が昏睡状態になってから3日目の夜が過ぎたが、依然としてその将来が不透明のまま、寄り添う家族と一緒に、ベッドの上で新年を迎えることになった。

 マネジャーを務めるサビーネ・ケム(Sabine Kehm)氏は1日、シューマッハ氏が入院している仏グルノーブル大学病院(Centre Hospital du Grenoble)で、報道陣に対して「現在、彼は安定しています」と語った。

 治療にあたっている医師団は12月31日、シューマッハ氏がスキー事故後2度目となる手術を受け、わずかに改善を見せたものの、シューマッハ氏が「危険な状態」を脱してはいないと警告している。

 集中治療室の責任者を務めるジャンフランソワ・パヤン(Jean-Francois Payen)医師は、「今後について推測することはできない。危険な状態を脱したとはいえないが、時間を稼いだ」と語っている。

 また、病院側は「危険」だとの理由で、転院の可能性については否定していた。(c)AFP