金第1書記「新年の辞」で「核の災難」警告、張氏を「汚物」と批判
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【1月1日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記は1日、国営テレビが放映した「新年の辞」の演説の中で、朝鮮半島で再び戦争が起きれば、同半島は「とてつもない核の災難に見舞われ、米国も安全ではいられないだろう」と述べた。
金氏は「われわれは現在、小さい偶発的な軍事衝突が全面戦争へと発展する危険な状況に直面している」と述べるとともに、自らは和平をもとめて懇願することはせず、困窮しながらも核武装した北朝鮮を強力な自衛手段をもって敵から守ると誓った。
また、自身の叔父で、強大な権力を持っていながら反逆と汚職の罪に問われ先月12日に処刑された張成沢(チャン・ソンテク、Jang Song-Thaek)氏を「汚物」と呼び、処刑は「決然とした措置」だったと評した。金氏が張氏について公に批判するのは、これが初めて。(c)AFP