【1月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏は、スキー事故後2度目となる手術を受け、わずかながらの改善を見せた。しかしながら、治療に当たる医師団はシューマッハ氏が「危険な状態」を脱してはいないとコメントした。

 シューマッハ氏は30日夜に2度目となる手術を受けた。治療にあたっている仏グルノーブル大学病院(Centre Hospital du Grenoble)の医師団は31日に記者会見を行い、シューマッハ氏はまだ峠を越えてはいないと釘を刺した。

 集中治療室の責任者を務めるジャンフランソワ・パヤン(Jean-Francois Payen)医師は、「今後について推測することはできない。危険な状態を脱したとはいえないが、時間を稼いだ」とコメント。手術は「申し分ないかたち」で完了したことが検査の結果明らかとしたが、「危険」な可能性があるため転院については否定した。

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