【12月31日 AFP】フランス・アルプス(French Alps)でスキー中に事故に遭い、危篤状態が続いているミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏について、かつての宿敵だったデイモン・ヒル(Damon Hill)氏は30日、「祈りを捧げている」ことを明かした。

 フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で総合優勝7回の実績を持つシューマッハ氏は29日、仏アルプスの高級リゾート・メリベル(Meribel)で、14歳の息子と一緒にゲレンデ外(オフピステ)を滑走中に転倒した。

 シューマッハ氏は頭部を岩にぶつけ、ヘリコプターで病院に救急搬送されたが、医師団は「生死にかかわる状態」としている。

 シューマッハ氏は、1990年代にヒル氏と何度もトラックの上で激闘を繰り広げた。そしてヒル氏は現在の心境を、心はかつてのライバルとその家族とともにあると語った。

 1996年に年間王者に輝いたヒル氏は、「みんながミハエルの早期回復を祈っているし、私たちの心は夫人と子どもたちとともにある」とコメントした。