【12月27日 AFP】アルゼンチン中部ロサリオ(Rosario)市で、猛暑で迎えたクリスマスの25日、川で水遊びを楽しんでいた人々が肉食魚ピラニアの群れに襲われ、約60人が負傷した。当局が26日発表した。

 首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)の北へ約310キロ離れた同市の保健当局者が報道陣に明かしたところによると、どう猛なピラニアに襲われた人の中には、指の一部を失った少女もいるという。

 ある医療関係者は、25日午前に人々を襲ったピラニアは「非常に攻撃的」で、「中には文字通り体から肉を食いちぎられた人もいた」と語った。

 熱波に見舞われ、気温が38度前後に達した同地域では、数千人が涼を求めてパラナ川(Parana River)に入っていた。同川にはピラニアが多数生息しており、この異例の暑さが原因で、水面付近に集まってきていたと当局はみている。(c)AFP