トヨタなど日本の自動車3社、中国での11月販売台数が過去最高に
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【12月26日 AFP】日本の3大自動車メーカーの中国での11月の販売台数が、同月としては過去最高だったことが分かった。尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)をめぐり日中間で深まった対立を背景に出荷台数が激減した昨年とは対照的な状況だ。
業界最大手のトヨタ自動車(Toyota Motors)は、11月の中国での販売台数は、「カムリ(Camry)」「カローラ(Corolla)」「RAV4」といった旗艦モデルの人気により、前年同月比40.7%増の9万台に達したと発表した。
日産自動車(Nissan Motor)の11月の中国での販売台数は、「シルフィ(Sylphy)」シリーズや「キャシュカイ(Qashqai、日本名:デュアリス)」が人気を集めたことにより、前年同月の2倍近い13万1778台になった。
本田技研工業(ホンダ、Honda Motor)の中国での11月の販売台数は、前年同月比2倍以上の8万3029台だった。
3社によると、今年11月の中国での販売台数は、日中関係が悪化する前の販売台数をもしのぎ、同月としてはいずれも過去最高に達した。
このデータは、日本企業にとって中国でのビジネス環境が、尖閣諸島問題が再燃し世界第2位の経済大国である中国各地で反日デモが行われた昨年と比べ、急激に改善していることを示している。(c)AFP