教会近くの市場で爆発、35人死亡 イラク首都
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【12月26日 AFP】イラクの内務省報道官によると、同国首都バグダッド(Baghdad)で25日、キリスト教の教会近くの市場で2つの爆弾が爆発し、35人が死亡、56人が負傷した。バグダッド周辺では同日、この他にも爆発や襲撃事件が相次ぎ9人が死亡。死者は計44人に上った。
爆発があった市場は、キリスト教徒とイスラム教徒が混在するデュラ(Dura)地区に位置している。
治安当局は当初、市場での爆発の他に、聖ヨハネ(St. John)教会を狙った自動車爆弾が仕掛けられたと説明していたが、内務省報道官や地元の聖職者らは、全員がこれを否定した。同報道官は「狙いは市場であって、教会ではない」と述べた一方で、「標的となったのはイスラム教徒とキリスト教徒が混在する地域だ」と付け加えた。
しかしバグダッドの米国大使館は、デュラでの爆弾攻撃を「クリスマスを祝うキリスト教徒を狙ったもの」と非難する声明を出している。
治安・医療当局筋を基にしたAFPの集計によると、今年に入ってから同国での攻撃などによる死者数は6700人を超えている。(c)AFP/Salam FARAJ