【12月25日 AFP】ブラジルのレナン・カリェイロス(Renan Calheiro)上院議長が、植毛手術を受けるために空軍機を使ったと報じられたことを受け、同上院議長の広報担当は24日、議長が空軍機の使用料を支払う予定だと明かした。ただ、「議長が植毛手術を受けたかは知らない」という。

 ブラジル紙フォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)は、カリェイロス氏が「出張」と称して首都ブラジリア(Brasilia)から1980キロ離れたレシフェ(Recife)に飛び、1万本の植毛手術を受けたと報じていた。

 同紙はまた、カリェイロス氏が同国北東部サルバドール(Salvador)で行われた結婚式に出席するために空軍機を使い、3万2000レアル(約140万円)を支払うことになった過去の事例を指摘している。

 カリェイロス氏は、6月に同国で起きた政治腐敗に抗議するデモに参加した数千人らが辞任を求めた大物政治家のうちの一人だった。(c)AFP