「豊胸手術してないダンサー求む」、リオのサンバスクール
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【12月25日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のカーニバルまであと2か月となる中、あるサンバスクールが「豊胸シリコンの入っていない」ダンサーたちを探しており、そのような人材には衣装を無償で提供すると発表した。
20日のニュースサイトG1によると、サンバスクール「Mocidade Independente de Padre Miguel」は「サイズを問わず」「美しく自然な」乳房のダンサー20人を募集すると表明した。
女性が体つきを誇示する南国ブラジルでは美容整形が一般化しており、年間80万件以上の美容整形手術が行われ、米国に次ぐ世界第2位の規模となっている。
最も人気が高いのは脂肪吸引で、次いで豊胸手術、さらにヒップアップ、腹部の美容整形と続く。カーニバルの山車に乗るサンバクイーンたちは、なんらかの美容整形手術を受けていることが多いという。
一般的にダンサーたちは衣装を自前で用意しているが、G1によると選ばれたダンサー20人には211~504ドル(約2万2000~5万3000円)相当の今年の衣装が無償で提供される。「豊胸シリコンの入っていない」ダンサーたちは、Mocidadeスクールのパレードの先頭で踊る予定だ。
2014年のリオのカーニバルは2月28日から3月4日の予定。(c)AFP