シリア政府軍が住宅地や学校を空爆、子ども含む56人死亡
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【12月23日 AFP】シリア政府軍は22日、北部アレッポ(Aleppo)と近郊の数か所の住宅地を「たる爆弾」で空爆し、シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、少なくとも子ども6人を含む56人が死亡した。石油を入れるドラム缶に爆発物を詰めた「たる爆弾」を使用した爆撃について、人権団体などは非合法だと非難している。
シリア人権監視団によると空爆を受けたのは、アレッポ市内数か所のの反体制派支配地域と近郊のアタレブ(Atareb)とマレア(Marea)。一方、シリアの市民ジャーナリスト団体「アレッポ・メディアセンター(Aleppo Media Centre)」は、ハナノ(Hanano)地区でもバスが空爆され、乗っていた全員が死亡したとして懸念を表明した。
また、反体制派のアレッポ地方評議会はマレア地区で学校が空爆されたと発表。市民ジャーナリスト団体「シャハバプレス(Shahba Press)」も、大きく損壊した校舎内で生徒が「授業中に空爆された」と語る動画を配信した。(c)AFP