中国艦の異常接近は「無責任」、米国防長官
このニュースをシェア
【12月20日 AFP】南シナ海(South China Sea)で今月5日に中国軍艦が米軍艦に異常接近した問題で、チャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)米国防長官は19日、中国の行動は「無責任」だと批判した。
米当局によると、12月5日に起きた異常接近では米海軍のイージス巡洋艦「カウペンス(Cowpens)」が、中国の軍艦との衝突を防ぐために緊急回避をした。
ヘーゲル国防長官は、記者会見で「中国艦はカウペンスの100ヤード(約91メートル)前方で進路に割り込んだ。責任ある行動ではない。無益で、無責任だ」と批判。「こうした行動は非常に扇動的で、不測の事態を引き起こしかねない」と述べ、太平洋地域の洋上で軍事衝突が起きる事態を回避するため、米中間で明確な指針を作る必要性を訴えた。(c)AFP