【12月20日 AFP】米IBMは17日、今後5年間に人々の生活を大きく変えると考えられる5つの大きなイノベーション(技術革新)を示す毎年恒例の未来予測を発表した。

 今回の予測は「機械が学習して論理的に思考し、個人に合わせた形でより自然に人間と交流する認知システムの新時代」を色濃く反映したものだという。

 人間の脳と似た方法で「思考」するよう進化したソフトウエア、処理能力が向上したコンピューター、そしてインターネットの「クラウド」上に保存された大量のデータによって、教室や店舗、病院、街中などでコンピューターによる技術革新が起きると同社は予想している。

 教育分野では各生徒の学習進度を追跡・分析してカリキュラムを調整したり教師を支援したりするシステムを備えた「未来の教室」が登場するという。同社のバーニー・マイヤーソン(Bernie Meyerson)バイスプレジデント(イノベーション担当)は「教室が生徒について学ぶようになる」と言う。