【12月18日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)の国際空港の税関当局は17日、インドから持ち込まれた人間の毛髪1トン分を押収したと発表した。価値は40万ドル(約4100万円)に上るという。

 税関の広報担当者がAFPに語ったところによると、ゴムバンドで束ねられた長いポニーテールの数々は、複数の箱に詰められた状態で発見された。輸入業者はその価値を1万5000ドル(約154万円)と申告したが、調査の結果、40万ドル相当であることが分かったという。

 税関の広報担当者は最終的な受取人はこの輸入業者ではないと述べたが、受取人の身元は明らかにしなかった。この担当者は、人毛を購入する際には、供給元がブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)の殺菌・消毒処理に関する基準を満たしているかどうかを確認するように呼び掛けた。(c)AFP