【12月17日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は16日、約1年5か月チームの指揮を執ったアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督の解任を発表した。

 トッテナムは15日に行われたリバプール(Liverpool FC)戦で0-5の大敗を喫し、欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)出場権獲得圏内から勝ち点5差のリーグ7位につけている。

 36歳のビラス・ボアス監督が率いたトッテナムは、シーズン開幕前に約1億500万ポンド(約176億円)をかけて補強を行ったものの、先月にはマンチェスター・シティ(Manchester City)に0-6で敗れていた。

 この支出は、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)のレアル・マドリード(Real Madrid)への売却で埋め合わされたものだったが、ベイル移籍後のチームはリーグ戦16試合で15得点にとどまっている。

 2012年3月に約9か月の在任でチェルシー(Chelsea)の指揮官の座を追われていたビラス・ボアス氏にとって、今回の解任は英ロンドン(London)のクラブでの2回連続の失策となった。

 同年7月にトッテナムの監督に就任したビラス・ボアス氏は、プレミアリーグとなってからクラブ史上最高の勝ち点72を挙げたものの、ライバルクラブのアーセナルに今季の欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)出場権を譲っていた。