【12月16日 AFP】米海軍のヘリコプターが16日、神奈川県三浦市で緊急着陸に失敗し、乗員4人のうち2人が負傷した。救助隊員らが語った。

 テレビ映像では、空き地とみられる場所に横転した灰色のヘリコプターが映し出された。プロペラは大破し、尾翼は折れていた。

 地元消防署の広報担当者によると、事故は16日正午すぎ、東京都心から約60キロ離れた三浦市で起きた。

 NHKによると、乗員の1人は地元当局者にトランスミッションの障害が発生したと語っているという。乗員の1人が太ももを骨折し、もう1人が太ももに打撲を負ったという。

 事故による火災はなく、救助活動は速やかに終わり、負傷者は横須賀市の民間の病院に搬送された。

 在日米軍は、事故について直ちにコメントすることはできないと述べた。

 2004年に沖縄の大学に米軍ヘリが墜落した事故は、在日米軍基地に対する激しい憤りと反発を強めた。(c)AFP