【12月13日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)の元スーパースター、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏の「インフルエンザ・ゲーム(flu game)」として語り継がれている1997年のNBAファイナル第5戦で履いたバスケットシューズが、12日の競売で10万4765ドル(約1080万円)の値がつけられた。

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 ジョーダン氏のサインと、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)時代からの背番号23がかかとに入った黒と赤のシューズは、スポーツの記念品を扱う「グレイ・フランネル・オークション(Grey Flannel Auctions)」に出品されていた。

 1997年のユタ・ジャズ(Utah Jazz)とのNBAファイナル第5戦は、「インフルエンザ・ゲーム」と呼ばれ、ジョーダン氏の伝説の一部となっている。

 試合当日の午前中に体調を崩し、インフルエンザと診断されたことでプレーは困難と思われたジョーダン氏だったが、試合で38得点の活躍をみせた。

 それまでジャズに2連敗を喫していたブルズは90-88で勝利を収めると、最終的にはシリーズを4勝2敗で制した。

 シューズはボールボーイを務めていた当時10代のプレストン・トルーマン(Preston Truman)氏が、試合後にジョーダン氏から譲り受けたものだが、同氏は今回の出品を決断した。

 落札者の氏名等は現時点で明らかになっていない。(c)AFP