マンデラ氏追悼式 「費用高すぎ」、イスラエル首相は欠席
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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【12月9日 AFP】イスラエルからの8日の報道によると、同国のベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、今週南アフリカで開催される故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領の追悼式を、費用がかかりすぎるとの理由で欠席する。
ヘブライ語日刊紙ハーレツ(Haaretz)や公共ラジオ放送が伝えたところによれば、ネタニヤフ首相は追悼式に出席する意向を南アフリカ政府に伝えていたが、航空機での往復と首相の身辺警護だけで700万シェケル(約2億600万円)もの費用がかかるとして、土壇場で予定を変更し欠席を決めたという。
ハーレツ紙は、急な日程のために生じる航空機での移動費用と、南ア・ヨハネスブルク(Johannesburg)で必要となる首相の警護費用を考慮した結果、欠席の決断が下されたと報じている。
同首相をめぐっては最近、所有する3つの邸宅の維持に昨年だけで100万ドル(約1億300万円)近い税金が投じられていたことが暴露されたばかり。イスラエル北部カイサリア(Caesarea)にある別荘では、プールを水で満たすために1万7000ユーロ(約240万円)の請求があったとの報道もある。
南アフリカ外務省によると、5日死去した反アパルトヘイト(人種隔離政策)の闘士、マンデラ氏の追悼式には、世界各国・地域から50人以上の国家元首や政府首脳らが出席を予定している。(c)AFP