死亡事故発生のW杯会場、完成は来年4月に
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【12月6日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は5日、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開幕戦を、先月死亡事故が起きたアレーナ・デ・サンパウロ(Arena de Sao Paulo)で予定通り行うとしたものの、同スタジアムの完成は来年4月ごろになると発表した。
6日に本大会の1次リーグ組み合わせ抽選が行われるブラジル北東部コスタドサウイペ(Costa do Sauipe)でブラッター会長は「4月中旬には準備が整うとの情報を得た」とし、「当面Bプランはない」と語った。
同スタジアムでは11月27日にクレーンが倒れ、作業員が2人死亡する事故が起きている。事故原因の調査は警察により進められている。
会場の完成は遅れているものの、ブラッター会長は大会には間に合うと自信をのぞかせている。
「信頼性の問題だ。間に合うだろう。W杯に関連した事故がこれ以上起こらないことを願う」
(c)AFP