【12月6日 AFP】米自動車大手フォード・モーター(Ford Motor)は5日、全面的なモデルチェンジを施したマスタング(Mustang)を公開し、史上初めてアジア・欧州市場にも投入することを発表した。

 1964年にオリジナルモデルが発売開始となって以来、6度目のフルモデルチェンジとなった新型マスタング。新型では骨太なデザインとマスタングらしい低い車高およびワイドな車幅が特徴となっている。


 エンジンは、最大出力300ps、3.7リットルの排気量を誇るV型6気筒を標準搭載。オプションには、同社が開発した排気量2.3リットルの「エコブースト」エンジン、さらには最大出力420ps、排気量5.0リットルのV型8気筒エンジンも用意される。

 誕生から50年間、米国の車文化の中心的な存在でありつづけてきたマスタングだが、これまでの全てのモデルチェンジが成功したわけではない。だが同社は、初めて欧州やアジアでの販売を決めるなど、今回の新型マスタングに大きな期待を寄せている。米国のほか、バルセロナ(Barcelona)、上海(Shanghai)、シドニー(Sydney)でも発表を行った。(c)AFP