オバマ大統領「iPhone持たせてもらえない」 セキュリティ上の理由から
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【12月5日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は4日、セキュリティ上の理由からiPhone(アイフォーン)の所有が許されていないと告白した。ホワイトハウス(White House)で開かれた医療保険制度改革法の促進イベントで、オバマ大統領が若者たちを前に語ったもので、いまも使用しているのは、はるかに安全なブラックベリー(Blackberry)だと話した。
娘のサーシャ(Sasha Obama)さんとマリア(Malia Obama)さんは、長時間iPhoneを使っているという。
ブラックベリーはデータを暗号化した高度なセキュリティ機能を採用している。これがブラックベリーが一般市場ではアップル(Apple)などのスマートフォン(多機能携帯電話)に市場シェアを奪われながらも、米政府関係者の間で根強く支持されている理由の1つだ。
今年になって米情報機関がアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相の携帯電話を傍受していたことが明らかになり、オバマ大統領の特別仕様ブラックベリーのセキュリティ機能にも注目が集まった。
オバマ氏は大統領に就任した際、盗聴や所在を知られたりする恐れがあるとの米大統領警護隊(シークレットサービス、US Secret Service)の懸念を押し切って、愛用のブラックベリーを使い続けることを認めさせている。(c)AFP