【12月4日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領のおじにあたるオニャンゴ・オバマ(Onyango Obama)氏(69)に米国の永住権が与えられることが3日、決まった。

 担当弁護士のマーガレット・ウォン(Margaret Wong )氏によると、ケニア出身のオニャンゴ氏は1963年10月に学生ビザで米国に入国して以来、ボストン(Boston)地域で暮らしてきた。オバマ大統領の亡くなった父親が、私立学校に通わせるためオニャンゴ氏を米国に入国させたという。

 地元紙ボストン・グローブ(Boston Globe)によれば、オニャンゴ氏は移民裁判所のレナード・シャピロ(Leonard Shapiro)判事の前で、「私にはおいがいます。おいは合衆国大統領です」と述べた。ウォン弁護士によると、オニャンゴ氏は「50年以上暮らしてきた米国の永住権を取得でき、とても感謝している」と話しているという。

 同紙は、オバマ大統領はオニャンゴ氏と会ったことはないと話しているものの、オニャンゴ氏の方は、大統領に会ったことがあると話していると報じた。これによるとオニャンゴ氏は、大統領がハーバード大法科大学院(Harvard Law School)に在席中の1980年代後半、米マサチューセッツ(Massachusetts)州ケンブリッジ(Cambridge)のオニャンゴ氏の家に3週間ほど滞在したことがあると主張している。(c)AFP