【12月2日 AFP】トルコの裁判所は11月28日、今年6月の大規模な反政府デモでデモ参加者が使用した水泳ゴーグルその他の保護器具が「武器」であるとの判断を下した。地元メディアが11月29日、伝えた。

 トルコで6月に発生した大規模なデモでは、デモ参加者たちが機動隊の催涙ガスから身を守るため、ペットボトルから作ったマスクやオートバイ用のヘルメット、そして水泳ゴーグルを使用した。

 だがイスタンブール(Istanbul)の裁判所は、政府によるゲジ公園(Gezi Park)などの再開発計画への抗議デモに参加した23人が訴えられた裁判で、これらの装備品を武器と認定。

 裁判所は「ゲジ公園には水泳プールがない。被告らは泳ぎに公園に行ったのではない」と判決文で述べ、被告らには公園を占拠し、警察当局と衝突し、公共物を破壊する明確な意志があったとした。(c)AFP