EU協定拒否に10万人が抗議、衝突で100人超負傷 ウクライナ
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【12月2日 AFP】ウクライナの首都キエフ(Kiev)で1日、欧州連合(EU)との連合協定を拒否した政府に抗議し、繰り上げ選挙を要求するデモに10万人が参加し、警官隊との衝突により、100人以上の警官とデモ参加者が負傷した。
群衆は「革命だ!」「暴力団を打倒しよう」と口々に叫び、キエフを象徴する独立広場(Independence Square)からヘルメットを着けた数十人の警官を追いやった。デモ参加者らはまた、近くの大統領府を守る警察のバリケードの間近にブルドーザー1台を乗りつけた。
ビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領官邸の外では、石や火炎瓶を警官に投げつけたデモ隊に対し、治安部隊が数十発の閃光(せんこう)手投げ弾と発煙弾を発射したのをAFPの記者が目撃した。
電話で取材に応じたキエフ警察によると、デモ隊に対応していた約100人の警察官が負傷。また市長室はAFPに対し、50人近くのデモ参加者が医師の治療を受けたと明かしている。(c)AFP/Olexander SAVOCHENKO, Dmytro GORSHKOV