高橋大輔、右足負傷でGPファイナル欠場
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【11月29日 AFP】日本スケート連盟(Japan Skating Federation)は28日、フィギュアスケート・男子シングルの高橋大輔(Daisuke Takahashi)が、右足の負傷のため、12月5日から7日に行われるグランプリ(GP)ファイナルを欠場すると発表した。
27歳の高橋は昨シーズンのGPファイナル王者で、バンクーバー冬季五輪では銅メダルを獲得し、2010年には世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2010)を制している。
高橋は26日の練習中に右足に痛みを感じたという。連盟によると、高橋は右脛骨(けいこつ)骨挫傷であることがわかり、約2週間の治療が必要だという。
高橋は今シーズン、GPシリーズ開幕戦のスケート・アメリカ(Skate America 2013)では4位に終わったが、日本で行われたNHK杯(NHK Trophy 2013)を制し、GPシリーズ全6戦の成績上位6人が一堂に会するGPファイナル進出を決めた。
GPファイナルの出場選手は、各選手が割り当てられたGPわずか2大会の結果から選定される。
福岡で行われるGPファイナルには、世界選手権優勝3度のパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)のほか、中国の閻涵(Yan Han、ハン・ヤン)とロシアのマキシム・コフトゥン(Maxim Kovtun)、さらに日本から羽生結弦(Yuzuru Hanyu)と町田樹(Tatsuki Machida)が出場する。
連盟は高橋の欠場を受け、補欠選手では最上位の織田信成(Nobunari Oda)が繰り上がりでGPファイナルに出場すると発表した。
来年2月に行われるソチ冬季五輪を最後に、現役を退く意向を示している高橋は、「自分をポジティブに導き、この状況に目を背けずにやろうと思います」とコメントした。
日本はソチ五輪のシングルで、男女ともに3つの出場枠を確保している。
代表選考基準は、GPファイナルの日本人最上位選手、12月21日から23日にかけて行われる全日本フィギュアスケート選手権(Japan Figure Skating Championships 2013)での3位入賞などが含まれる。(c)AFP