【11月28日 Relaxnews】米大手客船会社ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(Royal Caribbean International)は、同社2船目となる「クァンタム(Quantum)」級クルーズ船「アンセム・オブ・ザ・シーズ(Anthem of the Seas)号」(16万7000トン)の組み立てを開始した。

 アンセム・オブ・ザ・シーズ号は英サウサンプトン(Southampton)を拠点に、2015年春に就航予定だが、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルはこれに先立つ、2014年秋、ニューヨーク(New York)を拠点とする「クァンタム・オブ・ザ・シーズ(Quantum of the Seas)号」の運航を開始する予定。さらに、まだ建造は始まっていないものの、第3弾の大型客船の就航が2016年に控えているという。

 この新しい大型客船の投入で、同社はより優れた豪華な船旅を提供したいとしている。同級の船は16階の乗客デッキと乗客4180人分の客室を備える。

「史上最大かつ最も先進的な客室」とロイヤル・カリビアンが自負する客室は「仮想バルコニー」を備え、大海原や寄港先の様子をリアルタイムに、快適な室内から眺めることができる。

 また、乗客は、スカイダイビングや、ノース・スター(North Star)と名付けられた、乗客を乗せて海上から90メートル以上の高さに上昇し、周囲360度の景色を楽しむカプセルなど、アンセム・オブ・ザ・シーズ号乗船中にさまざまなアクティビティーを体験することができる。また、船上でバンパーカーやローラースケートを楽しんだり、サーカス・アートのレッスンに参加することも可能だ。

 アンセム・オブ・ザ・シーズ号は、夏は地中海を、冬は米フロリダ(Florida)州フォートローダーデール(Fort Lauderdale)を拠点に、カリブ海を航行する。クルーズパッケージは2014年初頭に販売開始予定。(c)Relaxnews/AFPBB News