【11月28日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)は27日、2001年にチームをNBAファイナル進出に導き、同レギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)に輝いたアレン・アイバーソン(Allen Iverson)氏の現役時代の背番号を永久欠番にすることを発表した。

 セブンティシクサーズは3月1日に開催されるワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)とのホームゲームの前にセレモニーを行い、アイバーソンの背番号3を永久欠番にする。

 セブンティシクサーズで背番号が永久欠番となるのはアイバーソン氏が8人目で、これまでにジュリアス・アービング(Julius Erving)氏、チャールズ・バークレイ(Charles Barkley)氏、ウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain)氏、モーリス・チークス(Maurice Cheeks)氏、ビリー・カニンガム(Billy Cunningham)氏、ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)氏、ハル・グリア(Hal Greer)氏の番号が永久欠番となっている。

 アイバーソン氏は1996年のNBAドラフトでセブンティシクサーズから全体1位指名されると、同球団で10シーズンプレーした後にデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)、デトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)を渡り歩き、最後はセブンティシクサーズに復帰して2010年にNBAでのプレーを終えた。

 NBAでレギュラーシーズン得点王を4度獲得し、オールスターゲームにも11度出場したアイバーソン氏は、その後トルコリーグのベジクタシュ(Besiktas)に加入したが、10試合に出場した後に退団。そして2013年10月、セブンティシクサーズと前シーズン王者マイアミ・ヒート(Miami Heat)との開幕戦前のセレモニーで、正式に引退を表明した。(c)AFP