ビクトリアの滝に観光客転落、打撲のみで生還
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【11月28日 AFP】アフリカ南部にある世界3大瀑布の1つ「ビクトリアの滝(Victoria Falls)」で、写真を撮影していた観光客の中国人男性(45)が滝の下に転落する事故が起きたが、この男性は腕の打撲だけで生還した。地元観光当局が27日、発表した。
ザンビアとジンバブエとの国境を流れるザンベジ(Zambezi)川にあるビクトリアの滝は、横幅が広く、垂直に切り立った峡谷に水が流れ落ちている。落差は最大で108メートルあり、外国人に人気の観光地だ。
ザンビア側の観光拠点であるリビングストン(Livingstone)の国家遺産保全委員会(National Heritage Conservation Commission)によると、転落事故が起きたのは落差25メートルの崖。ただ、場所によっては崖の斜面をつたって下の方まで降りていくことができ、中国人男性が落ちたのは高さ15メートルほどの地点だったという。
男性は岩の上に転落し、腕に軽い打撲傷を負った。「事故にショックを受けた様子だった」という。地元の診療所で診察を受けた後、友人3人と共にザンビアを出国したという。(c)AFP