続くタイ首都の反政府デモ、さらに複数の政府庁舎を包囲
このニュースをシェア
【11月26日 AFP】タイのインラック・シナワット(Yingluck Shinawatra)首相の退陣を求めるデモ隊が26日、首都バンコク(Bangkok)に治安維持法が適用される中、前日の外務省、財務省に続いて、さらに複数の政府庁舎を包囲した。
デモ隊は、内務省、農業省、運輸省、観光・スポーツ省を包囲、中にいる職員に退去を要求した。現地のAFP記者によると、内務省前ではデモ隊が職員に1時間以内に退去するよう最後通告をしたという。
インラック首相と、汚職で有罪となり現在国外に逃れている兄のタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相に対する抗議デモは、死者90人以上を出した2010年の反政府デモ以来最大の規模にまで膨れ上がっている。
バンコクでは、インラック政権がタクシン元首相の帰国に道を開く恩赦法案を提出したことから、ここ数週間にわたって野党主導の反タクシン派デモが続いている。(c)AFP