【11月26日 AFP】フランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)外相は25日、ラジオ局とのインタビューで、イランが核計画の縮小に応じた歴史的合意に基づき、欧州連合(EU)が対イラン制裁の一部を来月にも解除する可能性があると述べた。

 スイスのジュネーブ(Geneva)で開かれた協議では24日、欧米諸国が原子爆弾の開発が目的と疑うイランの核開発活動について、制裁緩和を見返りとした活動規模縮小にイランが同意。イランと主要国の双方から、この合意を歓迎する声が上がっている。

 ファビウス仏外相はラジオインタビューで、同合意に基づき制裁の一部解除について話し合うEU外相会談が「12月に」開かれる可能性があると言明した。

 だがEUのキャサリン・アシュトン(Catherine Ashton)外交安全保障上級代表の報道官は、はっきりした決断は12月16日に予定されている次の外相会談で下される見通しで、「協議にかかる時間に応じて、12月にも1月にもなりうる」と述べ、過度の期待をけん制した。(c)AFP/Marianne BARRIAUX