ライカの希少機種が6300万円、香港の競売で落札
発信地:香港
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【11月24日 AFP】ドイツの有名カメラブランドのライカ(Leica)の希少機種で、世界に存在するわずか4台中の1台が、22日遅く香港で行われたオークションに出され、484万香港ドル(約6300万円)で落札された。落札者はアジア人だという。
この機種は1932年製の「ライカ・ルクサスII(Leica Luxus II)」。予想落札価格は900万香港ドル(約1億1800万円)だったものの、落札価格はこれに届かず、一部で期待されたカメラ価格の世界記録更新はならなかった。
今回のオークションには、カメラやアクセサリー約80点が出品された。競売を開催したボナムズ(Bonham's)によると、ライカ・ルクサスIIはこれまでに4台しか生産されていない。残り3台は行方不明になっている。
オークションで落札されたルクサスIIは本体に金めっきが施され、わに革のケースが付属している。以前の所有者は英国のアマチュアカメラマンで、第二次世界大戦(World War II)の終戦直後に入手したという。
ボナムズのスポークスマンは、落札者がアジア人であると述べるにとどまり、具体的な国籍は明らかにしていない。(c)AFP