【11月19日 AFP】南アフリカ政府は18日、自宅で集中治療を受けているネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(95)の容体について、「安定しているが予断を許さない」状態だが「治療には反応している」と発表した。同国政府がマンデラ元大統領の容体に言及するのは9月以来初めて。

 マンデラ元大統領は、肺の感染症のため3か月近く病院に入院した後、9月1日に退院した。

 マンデラ元大統領の前妻、ウィニー(Winnie)さんは今週、地元の日刊紙に対し、同元大統領の容体について「かなり悪い」と話しており、また肺にはたまった液体を抜くためのチューブが入れられていることから話すことができないと述べた。ウィニーさんによると、同元大統領は顔の表情で意志の疎通を図っているという。(c)AFP/Andrew BEATTY