【11月15日 AFP】スウェーデン北部で毎年、冬季限定で作られる有名な「氷のホテル」に、今年は火災報知器が設置されることになった。ホテルの広報が14日、明らかにした。

 小さな北極圏の町ユッカスヤルビ（Jukkasjaervi）に作られる同ホテルは、当局の指導を受けて、宿泊客の安全を確保するために火災報知器を設置することにしたという。

 広報担当のベアトリス・カールソン（Beatrice Karlsson）さんは「最初は少し驚きました。けれど、枕や寝袋、トナカイの毛皮といった可燃物もある、というのが理由です。お客様の安全が最も重要ですので、（当局の指導に）従います」と述べた。

 ホテルは12月6日から4月13日まで営業し、宿泊料金はシングルが1900クローナ（約2万9000円）、最高級のスイートで7500クローナ（約11万3000円）。マイナス8度まで下がる寒さの中、氷のベッドで眠るため世界各地から旅行者が訪れる。(c)AFP