フィリピン台風、遺体の埋葬始まる 米空母も被災地入り
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【11月14日 AFP】台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)がフィリピン中部を襲ってから約1週間が経過した14日、壊滅的な被害を受けた被災地のタクロバン(Tacloban)では犠牲者の遺体が、ようやく集団墓地に埋葬された。
タクロバン市長によると、およそ110体の遺体が墓地に掘られた巨大な穴の底に埋葬されたという。
一方、米海兵ら5000人を乗せた米軍の原子力空母ジョージ・ワシントン(USS George Washington)が、家を失い、水・食料不足で飢え乾いた被災者たちのための備品や物資、専門家らを運ぶ船団とともにフィリピンに到着した。
だが、貧困地区では、居住地域は完全に崩壊しがれきが散乱したままの状況に被災者たちの絶望感は依然として明らかで、多くの遺体も、いまだに放置されたままだ。(c)AFP/Cecil Morella